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執筆者の写真TK

FileMakerのクラウド環境構築「ホントのところ」

更新日:2022年3月28日

先日、関西でデータセンターを運営するカゴヤ・ジャパン様より

"FileMakerをクラウド運用する為のノウハウ" について取材を受けました。

※その記事がこちら↓↓


今回のブログでは、取材では語れなかった

"FileMaker""クラウド" の「ホントのところ」を紹介していきたいと思います!

"クラウドニーズの高まり"のホントのところ

FileMakerをクラウドで使いたい!というニーズがここ数年で伸びているのはホント!


というよりも、一般の方々からすると


「アプリ = WEBで使える = それってクラウドって言うんでしょ?」


という、なんだか "あってるような間違ってるような" 感覚で、

FileMakerソリューションをクラウド利用したいというニーズが高いというのが

ホントのところだと思われます。


実際に、そんな使い方もできるのですが、

社内オンプレミスで使うような強烈な業務アプリを構築していきたい、または、既にFileMakerで構築しているというユーザー様は、下記のポイント2つを抑えた上で検討してみていただければと思います。


ポイント1 - 巨大すぎるソリューションはホントに注意

上でも書きましたが、FileMakerヘビーユーザー様の特徴として、

既にお持ちのソリューションが巨大化している状態でのクラウド相談をよく受けます。


  • 10年ほど運用されてDBファイル一式が数十Gを超えている

  • オブジェクトフィールドに格納した参照形式のファイル郡が数十Gを超えている

  • 社内の別システムと複雑に外部連携され、システム全体の規模が巨大化している


主に、データ量と規模に関する巨大化例ですが、思い当たるフシはないでしょうか?


FileMakerは使いやすく、自分達で業務変化に合わせてカスタマイズすることができる為、

一般的な業務アプリに比べて長く愛されて利用されるケースがほとんどだと思います。


それ故に、

"唯一無二に成長した自社システムをなんとかクラウドアプリにしたい!"

という切なる思いでご要望されるケースが多いのです。


ただ、ローカル環境で実績を積み重ねてきた巨大なシステムを

クラウドサービスに載せ替えるというのは、

最適なサービスを探すのも、社内オンプレと同等の環境を構築する為の技術も

かなり高難度なプロジェクトになります。


こういった巨大なソリューションについては

"社内オンプレ環境でそのまま利用した方が、絶対いい。"

というのが"ホントのところ"です。


それでも、外部からの利用などでクラウド化を実現したいという方は

ぜひ冒頭のカゴヤ・ジャパン様の事例記事の中で弊社の取り組みをご参照ください!


ポイント2 - 処理速度が早くなる?はホントに誤解!

どういうわけか、クラウド化することでソリューションの処理速度が速くなる

と思われているお客様がいらっしゃいますが、それは誤解です。


社内ギガLANネットワーク環境で運用されていた"ローカルシステム"を

様々な要因で帯域に制限がかかるインターネット経由で利用することになりますので

サーバー・クライアント間でのデータのやり取りが頻繁なFileMakerソリューションは

その都度、「ネットワーク・間接機器・外部要因」のコスト(負荷)がかかって

"遅くなります。"

  • 一覧画面のレイアウトに集計フィールドを配置している

  • 非保存の計算フィールドをレイアウトに多く配置している

  • インポートやエクスポート処理を多く利用している

  • 孫・曾孫リレーションが多く存在している

ローカル運用でも少し"モタツキ"を感じるような上記のボトルネック要因に

思い当たるフシはないでしょうか?


もし、現時点で問題を感じる箇所があれば、ローカル環境で事前に改善した上で

クラウド化を検討されることをお勧めします。


弊社ではクラウド化の事前調査としてボトルネック診断をしておりますので

ご希望ありましたらご連絡ください。


まとめ - クラウド化 検討プラン

今回はクラウド化をご検討されるお客様からよくいただくご意見を元に

クラウド環境構築前に注意していただきたい、ホントに必要な検討ポイント2つを書かせていただきました。


弊社では、クラウド化を検討されるお客様の未来設計に合わせて下記のプランで提案しております。


プラン1:これからFileMakerソリューションを作ってみたいお客様


 Claris社のオフィシャルサービス 「FileMaker Cloud」をお勧めします!

 

 FileMakerのクラウド環境 + ライセンスがセットになっており、

 最も安くて早くFileMakerソリューションのクラウド体験ができるサービスです。

 これからというお客様はぜひこちらのサービスで構築してみてください!


プラン2:既にFileMakerソリューションを構築・運用しているお客様


>規模が小さければ?

 Claris社のオフィシャルサービス 「FileMaker Cloud」をお勧めします!


>規模が大きければ?

 カゴヤ・ジャパン社の オンプレ環境を丸ごと再現できる「KAGOYA FLEX」

 お勧めします!

 

 巨大なシステムもカゴヤ様の環境でしたら安価で自由に再現させることができます。

 技術的なサポートも受けられ、社内にIT担当者がいない会社様でも安心して構築から

 運用まで相談することができます。


さいごに

未来Switchでは、お客様の様々なソリューションを "クラウド化"してまいりました。

FileMakerソリューションを最適にクラウド化したいというご要望ありましたら

設計から構築・運用まで、遠慮なくご相談ください。



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