Windows における FileMaker Pro のショートカットの話、第3弾です。
今回は「Alt」キーを使用するショートカットについてお話しします。
【筆者開発環境】
・Windows 10
・FileMaker Pro 19
「Ctrl」や「Shift」キーを使用するショートカットをよく使用するという方は多いのではないでしょうか。
たとえば、どんな場面でも使用することの多いコピー・ペースト。
「Ctrl + C」(コピー)
「Ctrl + V」(ペースト)
また、FileMaker Pro で開発をされる方なら多用するであろう [データベースの定義] を開くもの。
「Ctrl + Shift + D」
上記のように、「Ctrl」や「Shift」キーを使用する場面は少なくありません。
では、「Alt」キーはいかがでしょうか?
使用されている方はいらっしゃいますでしょうか。
こちらの「Alt」キー、Windowsキーボードの左下辺りに存在するキーです。
(キーボードによっては右下にも存在が確認できるかもしれません。)
メインの開発環境がWindowsである筆者は「Alt」キーも多用しております。
今回はその中の一部をご紹介します。
「Alt」を使ったショートカットキー導入編、参ります。
[管理] メニューを開く
FileMaker Pro のメニューバーから [ファイル] > [管理] を開いた時の画像
上記画像を参照してください。
あらかじめショートカットキーが設定されているものは3つあります。(CtrlとShiftの組み合わせ)
・データベース
・レイアウト
・スクリプト
これらは使用する場面が多いこともありショートカットキーが設定されておりますが、その他のメニューにはショートカットキーが設定されていないことがわかります。
そこで使用するのが「Alt」キーです。
画像上部、[ファイル] の右隣に「(F)」と記載されているのが分かりますでしょうか。
また、[管理] の右隣にも「(M)」と記載されていて、各種メニューにも同様に右隣にアルファベットが記載されています。
これらのアルファベットを、「Alt」キーを押してから "順番に" 押すことで管理各種メニューを開くことができます。
※「Ctrl」や「Shift」キーと異なり、「Alt」キーに関しては押しっぱなしにする必要はありません。
ショートカットキーが設定されていない管理メニューを例にします。
例1:[値一覧] を開く
「Alt → F → M → V」
(マウスクリックの場合:[ファイル] > [管理] > [値一覧])
例2:[セキュリティ] を開く
「Alt → F → M → T」
(マウスクリックの場合:[ファイル] > [管理] > [セキュリティ])
開きたいメニューに対応するアルファベットが何か?というのは覚える必要がありますが、覚えてしまえば、マウスでメニューをクリックして選択する一連の動作を省くことができます。
開発中にキーボードから手を離さなくてよいことになります。
"キーボードから手を離さない" 状態で開発をするために使える(かもしれない)ショートカットについてもまたご紹介したいと思います。
ちなみに、組み合わせのすべてのキーを覚える必要はありません。
上記の場合は「Alt + F + M」まででもいいかもしれません。
「Alt + F + M」(=おると えふえむ)で FileMaker の管理メニューを開く、と覚えるだけです。
(覚え方はあくまで参考です。)
こちらのキーを打つと [ファイル] > [管理] メニューが開いているはずですので、そのメニューを目視して、開きたい項目の右隣のアルファベットを打てば良いのです。簡単ですね。
改めて先ほどの画像を見ると、各項目にアルファベットキーが割り当てられていることがわかります。
・この項目を開きたいけどメニューが奥まっている
・よく使う項目だけどショートカットキーがない
というものがありましたら、「Alt」キーを思い出してみてください。
「Altキー + いくつかのアルファベット」の組み合わせで簡単に開くことができるようになるかもしれません。
オマケ
「Alt」の次に打つアルファベットキーを間違えた!
ご安心ください。
Windowsキーボードの左上に存在する「Esc」(=エスケープ)キーを押すと、「Alt」キーを押す前の状態にリセットされます。
改めて「Alt」から打ち始めてください。
Windowsで開発をされている皆様、ぜひぜひ「Alt」キーも活用してみてください!
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