開くバージョンで迷わない
複数のバージョンの FileMaker Go が入っている方限定の嬉しい話です。当社のようなFileMaker を使ってシステム開発をしていると複数のバージョンのFileMaker Go が入っているものです。その時に困るのが、パソコンからiPhoneへAirDropやDropboxでファイルを転送する場合に、開くアプリケーションを選択するのですが、FileMaker Go のバージョンが表記されていないため、どれが最新のバージョンなのか解らないという問題がありました。
下記を見て下さい。FileMaker Go 18 の表記が入っています。それより下のFileMaker Go は17,16,15のバージョンだと思います。
新たなバーコードが追加
PDF417、ITF-14、Aztec、Data Matrixに対応しました。あまり馴染みのないバーコードですが、対応が増えるのは良いことです。別記事に書いていますので、そちらを参照して下さい。
PDF作成の機能がFileMaker Pro Advanced並に
下記オプションが設定出来るようになりました。
既存のPDFに追加
セキュリティ
既存のPDFに追加
[既存のPDFに追加]オプションが設定出来るようになることで、PDFの作成がより柔軟に出来るようになります。これまでは、FileMaker Server 上で処理する必要がありました。
この機能を知らない方に解説すると、1ページ目はレイアウトAでPDFを作成し、2ページ目はレイアウトBで作ったPDFをくっ付ける事が出来ます。
下記が実際のスクリプトとなります。
PDFのセキュリティオプション
こちらも、FileMaker Pro Advanced では以前から可能でした。FileMaker Go 18 でサポートされるようになりました。
例えば、出先でiPhone上で編集不可能な見積書のPDFを作成することが可能です。こちらも今まではFileMaker Server 側でする必要がありました。より、シンプルに実現出来るようになりましたね。
下記がサンプルスクリプトとなります。
UI変更点
「マイ App」
FileMaker Go ローカルのファイルへのアクセスが変更になりました。「マイ App」タブの場所→iPhone上から選択できます。
お気に入りの登録
ブラウザの様に「お気に入り」に登録でき、簡単にアクセスできるようになりました。また、お気に入りのタブの順番は右上の選択ボタンを押すことで入れ替え出来ます。
また、選択ボタン下のリストアイコンをタップするとタイル表示になり、そちらでも入れ替えは可能です。
お気に入りから取り除く
いくつかの方法でお気に入りから取り除く事が出来ます。
同じ方法でファイルの削除もできるので、ご注意を。
ホスト
FileMaker Server への接続は、「お気に入りのホスト」と「ローカルホスト」が並んで表示されるようになりました。「お気に入りのホスト」は左上の[+]ボタンから追加します。
FileMaker Go 18 まとめ
今回のバージョンアップは大きな機能追加は無く、UIが洗練された感じです。
エラーログ設定はFileMaker Go でも有効ですので、FileMaker Go のデバッグの手助けになりそうですね。FileMaker Goのドキュメントフォルダに保存されます。
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