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使いやすさの改善 | 値一覧のコピーと貼り付け

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>機能説明

FileMaker Pro 16では、[値一覧の管理] ダイヤログボックスにおいてOS標準のキーボードショートカットを使用することで、別の FileMaker Pro ファイルから

値一覧をコピー・貼り付け(ペースト)することができる!!

ようになりました。

旧バージョンのFileMaker Pro 15までは、値一覧はコピー・貼り付け(ペースト)をすることができず、新しい FileMaker Pro ファイルを用意した場合は値一覧を1から作成する必要がありました。

今回の機能改善により、開発効率アップが見込まれます。

 

>利用方法

1)値一覧のコピー元となるFileMaker Pro ファイル(以下、元ファイル)を開き、

<ファイル>メニューから<管理><値一覧>を順番に選択して、

[ファイル「ファイル名」の値一覧の管理] ダイヤログボックスを開きます。

2)キーボードショートカットを使用して、値一覧をコピーします。(下部表1参照)

3)[ファイル「ファイル名」の値一覧の管理] ダイヤログボックスを閉じます。

4)貼り付け先となるFileMaker Pro ファイル(以下、先ファイル)を開き、元ファイルと同様の手順で[ファイル「ファイル名」の値一覧の管理] ダイヤログボックスを開きます。

5)キーボードショートカットを使用して、値一覧を貼り付けます。(下部表1参照)

6)必要に応じて値を編集して完了です。(※下部注1)

 

▼表1 主なキーボードショートカットキー

▼表2 ファイル間のコピー・貼り付けについて

 

>注意する点

▼注1

フィールド内容を使用する値一覧の場合は、同じ名前のテーブル&同じ名前のフィールドが先ファイルに必要になります。

該当するフィールドが存在しない場合は値一覧に「<未定義>」と表示され、もともと使用していた値を使用することはできません。

元ファイルでフィールド内容を使用した値一覧をコピーする場合は、下記いずれかの方法で再設定できます。

・先に設定1

1)先ファイルに、元ファイルの値一覧で使用しているものと同じ名前のテーブルとフィールドを用意しておく

2)元ファイルで値一覧をコピーし、先ファイルの値一覧画面に貼り付け

※この場合、元ファイルと先ファイルのテーブルは別物として扱われます。

 内容が異なるため、注意が必要です。

・先に設定2

1)先ファイルに、[データソース参照]にて元ファイルのテーブルを参照する設定を行う

2)リレーションシップグラフに1で追加したテーブルを配置

3)元ファイルで値一覧をコピーし、先ファイルの値一覧画面に貼り付け

※この場合、元ファイルで使用していた値を使用することができますが、元ファイルと先ファイルで関連付けられるため、どちらかのファイルを移動もしくは削除した場合、値を使用することはできなくなります。

・後で設定

1)先ファイルに値一覧を貼り付けた後で、<未定義>となっている値一覧を必要なテーブルの必要なフィールドに修正します。

※該当するテーブルがない場合は、上部「先に設定」と同様の修正を行う必要があります。

 

※この記事はシリーズです まとめページはこちら

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